ノースウェスタン大学日本人研究者の会
Northwestern University Japanese Researcher Association (NUJRA)
お子さんも一緒に留学される方へ
アメリカの学校年度(School Year):日本の4月始まりとは異なり、8月下旬から9月初旬に始まり、翌年の5月末から6月中旬まで続きます。夏休みは6月から8月中旬までの約2〜3か月です。
対象となる年齢と学年:アメリカの多くの学校では、誕生日のカットオフがあり、シカゴの場合は9月1日までにその年齢に達していなければなりません。例えば、5月生まれの8歳のお子さんは、アメリカでは3年生になりますが、11月生まれの8歳のお子さんは2年生になるといった具合に、日本とは学年が前後する可能性がありますのでご注意ください。
アメリカの教育機関と通う年齢
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Preschool(幼稚園前 / 幼児教育)
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対象年齢:3~5歳
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通常、3歳からの「Preschool」または4歳からの「Pre-K(Pre-Kindergarten)」プログラムがあります。
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義務教育ではないため、家庭や私立の保育園、プリスクールに通うかは家庭の選択に委ねられます。
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Kindergarten(キンダーガーテン)
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対象年齢:5歳
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小学校に入る準備学年として、5歳児が通います。
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義務教育に含まれる州もあり、この年齢から公立の小学校に通うことが一般的です。
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Elementary School(小学校)
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対象年齢:6~11歳
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学年構成:1年生(Grade 1, 6歳)から5年生(Grade 5, 11歳)まで。
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小学校は通常、1年生から5年生または6年生まで構成されます。
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Middle School(中学校)
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対象年齢:11~14歳
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学年構成:6年生(Grade 6, 11歳)から8年生(Grade 8, 14歳)まで。
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小学校からの移行期として、学年によっては「Junior High School(ジュニアハイスクール)」と呼ばれることもあります。
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High School(高校)
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対象年齢:14~18歳
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学年構成:9年生(Grade 9, 14歳)から12年生(Grade 12, 18歳)まで。
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12年生を卒業すると高等学校の課程を修了し、高校卒業資格(High School Diploma)を得られます。
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年齢の範囲と施設
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幼児教育(Preschool、Pre-K):3〜5歳
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義務教育開始(Kindergartenから):5歳
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小学校(Grade 1〜5/6):6〜11歳
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中学校(Grade 6/7〜8):11〜14歳
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高校(Grade 9〜12):14〜18歳
そのほか、保護者が仕事や学業で日中子どもを預けるための施設としてデイケア(Daycare)があります。デイケアは0歳(生後6週間)から5歳の子どもを対象にしており、施設により異なる年齢グループ向けのプログラムを提供しています。ダウンタウンではPreschoolに併設していることが多いです。
このように、アメリカでは年齢に応じた教育制度が整備されています。
小学校・Preschool・Daycareに関して
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ノースウェスタン大学周辺に住まれている日本人研究者の方のお子さんは、Kinderにあたる5歳以上のほとんどがOgden International Schoolに通われています。授業料は無償化されており(年度によって変動あり)、朝食・昼食も基本的には供給されるので、昼食を持たせなくても問題はありません。ただし、かなりジャンクフードが多いためhome lunchを持ってきている学生も半数くらいいるようです。
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Kinder-4年生まではダウンタウン内のOgden East campusですが、Pre-Kと5年生以上は Jenner campus (1119 N. Cleveland Ave) になります。East campusは徒歩でも問題ありませんが、Jenner campusはダウンタウンから遠いです。スクールバスはなく徒歩かCTA busで通うことになります。
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1〜4歳の小さなお子さんは、OgdenのPre-K(4歳)、Preschool/Daycare、ご自宅でみられるなどご家庭によってさまざまです。ノースウェスタン大学の周辺にはPreschool/Daycareが充実しており、日本人研究者に人気のあるPreschool/Daycareとしては、Bright Horizons (Bernice E. Lavin Early Childhood Education Center [Northwestern大学の有給職員のみ])、University Children's Center (UCC)、Guidepost Montessori、Butler Children's Prepなどがあります。Northwestern以外の大学にも附属のPreschool/Daycareがあることが多く、授業料が良心的で人気があります。朝6時半から夜19時まで丸一日預けることが可能な施設もあり、食事が含まれていることが多いので準備は不要です。ほか、教会が主催するプログラムもありますが、預けられる時間が短いです。
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Preschool/Daycareを含むアメリカの教育は、日本と比較して子どもあたりの先生の数が多いのが特徴で、基本的には英語でコミュニケーションを取り、幼少期の英語習得という面では大きなメリットがあります。しかし、その分、Preschool/Daycareの授業料はかなり高額で、年々高騰化していることが問題となっています。子どもあたりの先生の人数、施設の質や教育方針、週に預ける日数、預ける時間にもよりますが、だいたい月に1000〜2500ドル、高いところでは月に4500ドルと家賃を上回るような費用がかかることもあり、お子さんの人数によって家計への負担がかなり増えます。Northwestern大学では、福利厚生として授業料の割引や補助が受けられることがありますのでNorthwestern HPや福利厚生の担当者にご確認ください。
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最近、シカゴでは条件を満たす家庭の4歳児向けのPre-Kが無償化されました。シカゴ市教育局(Chicago Public Schools, CPS)が提供するPre-Kプログラムが対象です。無償Pre-Kプログラムの利用にはCPSのオンラインポータルを通じて申請が必要です。希望する地域や施設の空き状況に応じて登録が進みます。入学枠が限られているため、特に人気の高い施設には早期に申し込みを行うと良いでしょう。